
公務員辞めようか、どうしようか、迷っていますか?

辞めたいなー…。でも転職できるか分からないし、家族もいるし、やっぱり安定している公務員続ける方が安心かなぁ…

私自身、同じような悩みを抱えたまま、1年、2年と過ごしてきましたので、気持ちは良く分かります!ですので、30代で公務員を転職した私からの現実的なアドバイスをお伝えします!
- 元消防士(11年勤めて、34歳で辞めました)
- 現役RPAエンジニア
- IT企業への転職活動で34社落選の経験有
ちなみに私は「公務員なんてさっさと辞めて好きな事をやろうぜ!!」というあおりはやりません。
人それぞれ抱えているものが違いますし、性格も環境も違います。
もくじ
私の辞める時の生活スペック(参考)
妻 | 有り |
子ども | ひとり(4歳) |
住まい | 賃貸アパート |
両親 | お互い県外 |
地域を離れること | 問題なし(私も妻も) |
ローン | 無し |
借金 | 無し |
貯金 | 無収入でも半年~1年暮らせる程度 |

決して身軽ではないけど、動けないわけでもない、といったところでしょうか。
あなたの辞めたい理由を深堀り:その1 自分が定年まで働いているイメージが湧くか

転職が失敗したら家族を路頭に迷わせるんじゃないか、このまま公務員を続けた方がいいのか、でもこのまま定年まで勤めるのは…

その考えてしまう気持ち、本当によく分かります。
そこで考えてもらいたいのが、あなたがその職場で定年まで働いているイメージは湧くか?という事です。
定年前の身近な上司を自分に置き換えてみてください。
公務員ですので多かれ少なかれ、あなたもその上司と同じコースをたどります。
私自身「自分がこのまま消防士として定年まで働いているイメージが湧くか」という判断軸で考えていましたが、定年まで働いているイメージがどうしても湧かず、苦しんでいました。
しかし、年齢+守るべきものを抱えている身でしたのでなかなか退職に踏み切れず、「公務員」「転職」「30代」「未経験」などのキーワードをよくネット検索していました。
ただ、情報だけは色々仕入れるけど、結果的には行動せずに終わっていました。
当時はあれこれと悩んでいましたが、今思えばさっさと行動しておけばよかったと思います。
定年まで働いているイメージすら湧かないのに「残るか・辞めるか」と、うだうだと悩んでいる時間は結局何も生み出しませんでした。
(関連記事として「私の退職金の金額」についての記事があります。退職金額を計算することで、「辞めるか残るか」をより現実的に考えれますよ)
11年間務めた公務員(消防士)を退職しました。その時の退職金の計算方法と退職金明細を公開します。(退職日給料月額、支給率、調整額、消防加算などの分かりにくいポイントもなるべく簡単に解説します。)
あなたの辞めたい理由を深堀り:その2 辞めてまでやりたいことがあるか
「辞めてまでやりたいこと」はありますか?
明確に言語化できるのであれば言うことナシです!
仮に今はぼんやりとしたものでもかまいません。
そこから「辞めてまでやりたいこと」を考えていきましょう。

公務員はイヤだけど、辞めてまでやりたいことは今のところないかなぁ…

大丈夫です!私自身、最初は「定年まで働いているイメージが湧かない」というところからスタートしました。
超えないといけない壁1:あなたが提供できるものはあるか
採用側から見て「あなたが提供できるもの」はありますか?
一般的に民間企業は(ビジネスにおいて)公務員に対して、利益を追求する意識が低い集団と思われています。
相対的に市場価値は低いと言わざるを得ません。

私自身、エンジニアへの転職活動中に実際に言われたのが以下の2つです
- 尖った専門スキルがない
- (企業側からすると)採用するメリットがない
平たく言ってしまえば「で、結局あなたは何が出来るの?」という事になってしまいます。
(関連記事として「公務員からITエンジニアへの転職」についての記事がありますので、興味のある方はご覧ください)
↓↓↓↓↓↓↓↓
34歳の時、公務員からエンジニアへの転職をしましたが、対策を知っているのと知らないのでは書類選考や面接に大きな差が生まれました。その方法をお伝えします。
超えないといけない壁2:年齢
転職の際には「年齢」が重要な要素となります。
(30代でも)若ければ若いほど転職に有利
というのもありますが、もう一つは
このタイミングを逃すと辞めれなくなる
ということが言えます。
「時は金なり」とは昔から言いますが、こんな状況ならなおさら時間は大事ですね。
それでは順番に考えてみましょう。
転職に有利
20代ならば企業側も再教育できると考えてくれるので、
必要なスキルが無くても、転職は数を打てば何とかなります。
しかし、30代になると途端に厳しくなるため、公務員からの転職を考えた時に、30代は年齢的にラストチャンスです。
これは私自身がすごく実感しました。(なんとか転職することが出来ましたが、かなりの行動量と泥臭い努力が必要です…)
このタイミングを逃すと辞められなくなる
30代ともなると、抱えているものも色々あると思います。
それがこの先40代、50代ともなると、もっと抱えるものが大きくなっていくため、
「一度しかない人生だし、辞めてチャレンジしてみたい」
と思うのは当然のことだと思います。
それに、このタイミングを逃すと定年まで公務員を続けることになるかもしれません。
勤めながら40代、50代となって「あの時辞めていればどうなっていただろうか・・・」と後悔に近い思いも出てしまうでしょう。
まとめ:自分にとって後悔のない道はどちらか
いろんなことを挙げましたが、最終的にはこれに尽きます。
自分のやりたい事のために辞めるのであれば、後悔はないでしょう。
もちろん、全員が自分のやりたい事を明確に持っている必要はありません。
それに、30代となると、辞めるにはかなりのエネルギーが必要です。
(私の消防士時代で、30代で辞めた公務員は一人しか知りません。それくらいレアなケースだと思います。)
それでも「後悔のない道を選んで、その道を全力で進む」ことが大事です。
- 公務員として残る
- 辞めて別の道に進む
どちらを選んだにせよ、後悔しないよう全力で進んでください。
私自身、辞めたことを悔いたことは一度もありませんし、辞めた決断は正しかった、と今でも思います。
それは公務員を逃げれたからではく、今を楽しく全力で生きているからです。
(関連記事として「公務員を辞めるのはもったいない事なのか?」という記事がありますので、興味のある方はご覧ください)
↓↓↓↓↓↓↓↓
公務員を辞めることは本当にもったいない事なのでしょうか? 私自身、11年間務めた公務員(消防士)を34歳の時に退職しています。その経験をもとに「もったいない」かどうかをお伝えします。