

公務員がIT企業に面接に行ったらどうなるの?やっぱり難易度高いかな?

難易度は高いです。ですが、あなたの準備次第では内定を狙える可能性もありますよ!
この記事では、私が公務員からIT企業へ書類選考、面接と34社にアプローチした中で一番印象に残っている面接内容を一部始終お伝えします。

実はこの会社は一番最初に受けた面接です。結論から言うと、この面接はかなり厳しい内容でした。
しかし、それをあえてこのブログで発信します。
そして、面接内容を共有して、あなたが同じ失敗をしないよう応援できればと思っています。
- 技術的な準備(自分は転職先へ何が提供できるかを明確に。ポートフォリオなどもあると良い)
-
書類の準備(履歴書・職務経歴書)
-
気持ちの準備(覚悟を決めているか)
ちなみに、面接当時の管理人(遊之介)のスペックも紹介します。
- (この当時は)現役消防士
- 独学で1か月学習後、オンラインのプログラミングスクールで2か月学習
- 学習言語-HTML、CSS、PHP
また、事前に下の記事も読み込み、自分で面接シュミレーションしてみました。
はじめに 私は20代後半で未経験からエンジニアを目指し、現在WEBエンジニアとして働いています! おそらくこの記事をご覧いただいている方も、未経験からエンジニアを目指す方だと思います。 そんな方の為に、面接で聞かれた内容を整理し...
面接の一部始終
【会社の形態】WEB系開発会社(受託)
【面接者】社長
【社長の雰囲気】細身で切れ者風、会話は端的
【社長の性格】全体的にクールな印象だが、強気な面もあり、それが言葉にも時々表れる
下の写真はイメージですが、雰囲気は近いです。


よ・・よろしくお願いします!
(手に持った履歴書や職務経歴書をチラっと眺めて)

当社は即戦力を求めます。あなたの開発環境は?○○分かりますか?

聞いたことはあります。しかし、実際に使用したことはないため、詳しいことは分かりません。

それでは○○は分かりますか?

申し訳ありません。分かりません

そうですか、分かりませんか・・・。
(数秒の間)

キツイことを言うようですが、現場で〈100〉必要なら、オンラインのプログラミング学習では〈0〉が〈1〉になる程度です。
そして正直なところ、あなたの実力は〈1〉です。

(うわぁ・・・。完全に実力不足。もう帰りたい 汗)
(その後も社長からの質問には答えることが出来ず、冷や汗をかきながら面接は進んでいきました)

意欲と勉強の気持ちがあれば開発業務へも問題なく進めます。ただし、開発業務へ進む前にはまずは試用期間にテスター業務をやってもらいます。

ただし、テストでただエラーを見つけるなんて、小学生でもできます。
できるだけプログラマーにはプログラムに集中してもらい、雑用はさせたくない。
どこがどうエラーなのか、そのような条件ならエラーなのか、プログラマーが楽できる内容を報告できるようになってください。

(やっぱり今の自分の実力ではついてけなさそうだ・・・)

このようなテストができるようになれば、こちらからあなたに出来そうな小さな開発を任せていきます。
それでスキルアップしていけば、本格的に開発メンバーの一員となれます。
(試用期間の雇用条件、給料などを提示される)

(時給950円・・・!?まぁ30代未経験じゃあ無理もないよなぁ)

いつから来れますか?

(えっ!?いきなり?ちょっと待て。)現在勤めていますので、すぐには難しいです。
(社長は経歴書を眺めて)

ああ、現在お勤めなんですね。

(経歴書ほとんど読んでもらえなかったなぁ)正直なところ、私の能力では明らかに実力不足だと感じました。勉強の意味も込めて良質なポートフォリオ(成果物)を作って再度出直してきます!

そうですか・・・。けれど、ポートフォリオ作って来られても、あまり意味はないんですよね。
悪く聞こえるかもしれませんが、あなたが1か月かかって作るものでも、うちのエンジニアだったら1時間もかからずに作ってしまいます。
ポートフォリオで時間をかけるよりも、早く現場で覚える方がいいですよ。

(いや、この職場で働いたら実力不足で絶対メンタルやられる)職場を辞めるのに少々時間がかかりますので、退職の明確な日にちは・・・分かりません。

労働者は労働基準法に守られていて問題なく辞めれますが・・まあいいでしょう。退職されたらいつでもご連絡ください。
そして面接は終了しました。
この面接で学んだこと①:技術的な準備の大切さ
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当社は即戦力を求めます。あなたの開発環境は?○○分かりますか?

それでは○○は分かりますか?
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会社はあなたを雇い、お給料を支払います。
つまり、あなたはそれに見合った価値提供をしなければなりません。
プログラマーとして働きたいのであれば、転職先に対して自分は何が提供できるかを明確にしておきましょう。
自分の技術力を示すためにもポートフォリオはあったほうがいいでしょう。

情けないですが、私は完全な準備不足でした…
この面接で学んだこと②:書類の準備の大切さ
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(社長は経歴書を眺めて)

ああ、現在お勤めなんですね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
相手にとって読みやすい書類でないと、ロクに読んでもくれません。
今回の経験から、履歴書、職務経歴書の作成にも力を入れる様になりました。

履歴書、職務経歴書は自分自身の棚卸しにもなりますので、しっかり作ってみることをおススメします
履歴書・職務経歴書についての記事もありますので、ご覧ください。
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この面接で学んだこと③:気持ちの準備の大切さ
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意欲と勉強の気持ちがあれば開発業務へも問題なく進めます。ただし、開発業務へ進む前にはまずは試用期間にテスター業務をやってもらいます。
(試用期間の時給は950円)
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今回の例は極端かもしれませんが、30代未経験にはこの程度の待遇でも仕方ないのでしょう。
それでもプログラマーになりたいのか?
今の地位やポジションを捨ててまでやりたい仕事なのか?
その覚悟はあなたにあるのか?
色々と考えさせられました。

数か月後の自分を想像しても、即戦力としてやっているどころか、求められるハードルの高さにメンタルをやられている自分の姿が目に浮かびました。
覚悟について、IT経験者のインタビュー記事がありますので、参考にしてください。
公務員からプログラマーに転職できるか?未経験、しかも公務員、となるとかなり難しそうですが、実際のところはどうなのでしょうか?この質問を現役エンジニアなどの経験者にぶつけてみました。
まとめ:準備をしっかりやっておけば、内定の可能性もUPする
- 技術的な準備(自分は転職先へ何が提供できるかを明確に。ポートフォリオなどもあると良い)
- 書類の準備(履歴書・職務経歴書)
- 気持ちの準備(覚悟を決めているか)
自分自身の勉強不足だけでなく、準備も覚悟も足りず、いろんな意味で打ちのめされました。
そして、あなたは何者か?よりも
あなたは何ができるのか?を重要視されました。
逆に、ここを押さえておけば内定の可能性はUPすると思っています。
この面接だけ見れば大失敗ですが、この面接は次の面接への本当によい学びでした。
その後、様々な企業への書類選考、面接を経験しました。
その時の経験を記事にしていますので、ぜひご覧下さい。
34歳の時、公務員からエンジニアへの転職をしましたが、対策を知っているのと知らないのでは書類選考や面接に大きな差が生まれました。その方法をお伝えします。