

公務員で30代で未経験、っていう条件だとITエンジニアは難しいの?
ムリだろうな、と思っちゃうけど、実際のところはどうなのかな?

確かに気になりますよね。この質問をIT経験者にぶつけてみました。
この記事を読むと、公務員からITエンジニアへの転職について、リアルな話が分かります。
- 自社開発企業のWEBエンジニア(実務経験10年)
- デザイナー兼PHPエンジニア(実務経験5年)
- 元SE(実務経験10年)
- 元プログラマー(実務経験1年)
自社開発企業のWEBエンジニア(実務経験10年)

「30代で未経験だけどITエンジニアに転職したい」という人になにかアドバイスはありますか?

アドバイスは三つあるね。
- 覚悟はあるのか
- エンジニアになって何がしたいのか
- プログラミングに楽しさを見出しているか

「1」の覚悟があるのか、で言うと年齢的に周りのエンジニアと比べるとスタートが遅れている。
その遅れを取り戻すために、その人たちの何倍も努力が必要だね。それに実際の開発現場はプログラミングスクールなんかとは比較にならないくらい難しい。
それでも今の仕事を辞めてまでエンジニアになるという覚悟はあるのかい?

確かに「今の仕事を辞めてまでできるのか」というのは大きな判断材料ですよね。

「2」のエンジニアになって何がしたいのか、で言うと、プログラミングはあくまでも手段の一つだからね。
プログラミングそのものが好きで技術を高めていきたい、プログラミングを活用してサービスを提供したい、とかいろいろあるよね。
人によって価値観は違うけど、最終的にはエンジニアになって何がしたいか、っていうのが明確じゃないといけないよね

そもそもエンジニアになって何がしたいのか、は重要ですよね。

「3」のプログラミングに「楽しさ」を見出しているか、だけど、最初に周りとの遅れを取り戻すために、人の何倍もやる必要があるって話をしたよね。
会社でコードを打って、家に帰ってもコードを打って、次の日も会社でコードを打って…っていうのを続けていく必要があるね。
しかも周りのエンジニアは普通にそれをやっているから、周りの何倍もやらなきゃいけないね。
それを苦しいと思わず、むしろ楽しいと思えるくらいじゃないとキツイだろうね。

楽しいと思えないと、人の何倍も努力できないですよね

逆に言えば、覚悟があって、目標があって、努力を努力と感じないくらい好きだったら、やってやれないことはないよ。
デザイナー兼PHPエンジニアの知人(実務経験5年)

「30代で未経験だけどITエンジニアに転職したい」という人になにかアドバイスはありますか?

まず第一にエンジニアになって何がしたいのかが大切だね。

やはり何がしたいかってのは重要ですね

納期もキツイし、結構大変だよ。
ただ、年齢はそんなにネックじゃないと思うよ。俺もこの業界に入ったのは36歳の時だからね。

おっ!30代でも希望が持てそうな気がしてきました。

ただ、俺は最初からエンジニア採用じゃなかったじゃなかったね。
デザイン会社の印刷作業員として未経験で入社したけど、その作業員している間の1年でデザインとPHPを独学して、いまではこのポジションで仕事してるよ。

最初はエンジニアじゃくて、別の職種だったんですね。

その会社に入り込んでしまえば活路はあると思うよ。
普通の事務員として入って、深いIT知識があれば社内SEにもなれるかもしれないし、管理人(遊之介)さんみたいに、業務改善側に回る手もあるよね。
見方を変えてみれば、エンジニアにこだわらなくてもプログラミングを仕事にできる方法はあるんじゃないのかな。
元SE(Slerに10年勤務)の知人

「30代で未経験だけどITエンジニアに転職したい」という人になにかアドバイスはありますか?

なかなか厳しいけど、覚悟があればやってやれないことはないと思うよ

やはりここでも覚悟ですね…。やはり生半可な気持ちじゃだめですね

逆に「公務員経験を武器にする」という方法もあるのでは?公務員出身者でエンジニアっていうだけでも珍しいからね。
発注側(役所)と受注側(開発会社)の架け橋になれれば面白いよね

公務員経験を武器にする、っていうのは面白いですね!

だた、知識、経験がゼロなのは話にならないから、IT業界での修行期間は必要になるね
元プログラマーの知人

今はプログラマーを辞めて、別のお仕事をされているんですよね。経験者としてアドバイスはありますか?

プログラマー時代はキツかったよ。
専門学校でC言語を勉強したあとに開発現場で働いたんだけど、分からない事だらけだし、労働環境がキツ過ぎるしで、結局1年で辞めちゃったよ。

それでも1年頑張ったのはすごいですね

そのあと地元の工場の作業員として再就職したけど、この工場の機械のコンピュータがC言語でプログラムされているのよ。
いちおう元C言語のプログラマーだし、簡単な保守や修正なら業者を呼ばなくても自分でできるからね。

昔の経験がそのまま活きるなんてすごいじゃなですか!

それに、毎日1時間はかかるエクセル作業を1秒で終わらせるようにVBA組んで効率化してあげたらめっちゃ喜んでくれてね。
他のパソコン作業の効率化も色々してあげた結果なのか、最近では作業員から管理側に昇進させてもらえたしね。

出世してるじゃないですか!

プログラマー時代はすごく大変だったけど、あの経験があったから今があると思っているよ。
まとめ:生半可な覚悟ではダメ
経験者の皆さんが言われていますが
生半可な覚悟ではダメ
これに尽きますね。
- なぜプログラマーになりたいのか?
- なぜ職を変えてまでその道に進みたいのか?
しかし、覚悟が決まっていれば行動してみることをおススメします。
参考に、私の初めてのプログラマーへの面接記事があります。
実際の面接現場の雰囲気を知ることが出来ますので、興味のある方はぜひご覧ください。
こんにちは 遊之介です 今回は私が実際に転職面接をした中で、とても印象に残っている面接をお伝えします。 実はこの会社が私が受けた最初の面接です。 この会社の面接方式は「話だけ聞かせてください」というもので、実際には面談? …