

公務員を辞めたいんだけど、辞めるための手続きとか流れってどんな風なのかな?

それなら、実際に消防を辞めた時の流れを解説しますね!
この記事を読んでいるあなたは、おそらく公務員を本気で辞めようとしていますね。
この記事を読み終えたら、退職への疑問がなくなり、次のステップへ進めると思いますよ!
もくじ
退職までの流れ はじめの一歩:直属の上司へ退職の意志を伝える。
まずは直属の上司に退職の意志があることを伝えましょう。
その中で、いくつか注意する点もあります。
退職を伝える時期を決めておく
忙しい時期や、自分の担当する業務の引継ぎが不十分なまま辞められてしまうと、残った人が迷惑を受ける事は容易に想像できます。
可能であれば余計なしこりを残さずに退職したいものです。
年度末であれば、あなたの退職後の人員補填や、残された人への負担などを考えなくてもよいため、余計なしこりを作ることなく退職することができます。
ただし、最終的にはあなたの都合(次の仕事、体調、メンタル)を優先して時期を決めましょう。
意志を伝えるときは「辞めることはくつがえらない」という意思が大事
あたりまえですが、明確な退職意思を伝えましょう。
この時、間違いなく上司は引き止めにかかります。
その際にも「退職することはくつがえらない」という毅然とした態度で端的に話を進めましょう。
だらだらとしゃべってしまうと、話の中のスキ、矛盾点を見つけられてしまい、そこから引き止めの話に繋がってしまいます。
辞める事実を上司に報告する、というような気持ちで行きましょう。
仮に上司の説得で気持ちが揺らいでしまうなら、実はあなたはまだ辞めることを迷っているのかもしれません。
退職願の提出はどちらでもよい
そもそも退職願は、所属長に対して退職したい旨を伝える書類です。この書類で退職が決定するわけではありません。
ただし、上司からしてみると「退職願」と書かれた封筒を渡されるのはかなりインパクトがあると思います。
渡す側としても退職する気持ちが強いことの意志表示となります。
注意点とすれば、上司へいきなり渡しても困惑されるだけですので、口頭での退職意志をしたのちに渡すことをお勧めします。
管理人(遊之介)のケース
私は年度末に辞めようと思っていたので、12月の期末面談時に打ち明けました。
当然引き止めもありましたし、辞めることのデメリットも色々聞かされました。
(デメリットのほとんどが「安定」を失うぞ、といった内容でしたが・・・)
上司が引き止めや、辞めるデメリットをすべて出し終わったのを見計らって、退職願いを渡しました。
それをもらった上司は「1週間後に退職の意志をもう一度聞くから、これは(退職願は)私のところでとどめておく」と言われて話が終わりました。
退職までの流れ その2:所属長へ退職届を提出
後日、退職の意志は変わらないということで退職届を提出するよう指示がありました。
なお、自治体によって違いはあるかもしれませんが、私の所属していた自治体では
ヒラ職員が辞める場合の退職届のフォーマットはありませんでしたので、自分で退職届を書きました。
管理人(遊之介)のケース
上司との面談後、別の上司との面談、本庁の総務課の人と合計2回の面談をしました。
その際、組織のグチなどは言わず、前向きな意志で辞めることを伝え続けました。
「決意が固まっている」と判断されて、退職届の提出を指示されました。
(ここでグチを言っても何も変わりません。以前同僚が辞める際に、さんざん組織の改善点(批判?)を挙げて辞めていきましたが、その後組織は何一つ変わっていません。)
結局そんなもんです。言うだけムダですので、さっさと次に進んだ方が賢明ですよ。
退職届は最初インターネットで適当なものを探しましたが、良いものが見つかりませんでした。
最終的にはこちらを購入し、退職届としました。
やはり有料なだけあって封筒、紙などしっかりしています。
例文を写す際も、字がとても濃く書かれているため、紙に透けても濃いままなので、とても書きやすかったです。
退職までの流れ その3:退職に必要な事務手続き
自治体によって違いがあるかもしれませんが、基本的にはすべて総務がやってくれます。
大まかに言えば、以下のものが該当します。
- 共済関連の保険解約
- 年金
- 退職金
こちらから書類を作って出す、というのは必要なく、用意された書類に記名、押印位しかありません。
管理人(遊之介)のケース
事務的な手続きは特に何もしていません。
ただし、注意する点としたら、健康保険は「任意継続(共済組合)」か「国民健康保険(国保)」のどちらかになります。
どちらが安く上がるかは、試算してみないと分かりませんので、国保の担当課へ聞いてみることをおススメします。
任意継続は申請期限があるので、試算はお早めに!
(詳しくまとめた記事がこちらになります)
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公務員を退職したあとの健康保険は国民健康保険?任意継続?どちらがいいか実例と明細を交えて分かりやすく解説します。
退職までの流れ その4:退職日までの過ごし方
退職日までは公務員ですので、「辞めるから手を抜いている」と言われないためにも、普通にこなしましょう。
業務引継ぎなども必要であれば、きちんとすましておきましょう。
人によっては有給休暇を使うのもいいでしょう。
管理人(遊之介)のケース
私の場合、退職日ギリギリまで仕事が決まらなくて、正直仕事どころではなかったです(-_-;)
なので、引継ぎや残務処理はさっさと終わらせて、有休を20日程使わせてもらいました。
この頃は新型コロナウイルスの関係で、IT関連の求人に影響が出始めたころだったので、休みのすべてを転職活動に注ぎ込みました。
退職までの流れ その5:退職日当日
退職の日はこのような流れになります。
- 貸与品の返納(防火衣、作業服など)
- 退職の辞令書をもらう
- 皆の前で簡単な挨拶
- お世話になった人へのあいさつ周り
- お礼のお菓子を共有スペースに置いておく
できる限り会える人にはお別れのあいさつをして帰りました。
そして、この日をもって11年間の公務員生活が終わりました。
まとめ:一番大変なのは最初の「辞めます」の時。動き出すと案外あっけない。
辞めることを切り出すのが一番大変ですが、その難関を超えると、あとは勝手に流れていきます。
私自身、切り出すのをとても悩みました。
なかなか踏ん切りがつかなくて、直前まで「まだ転職先決まってないし、来年言おうか・・・」と思ってました。
ただ、自分の年齢(当時34歳)を考えると、これが最後のチャンスだと思って、見切り発車気味でもありましたが、決断しました。
それからは3月末日までに仕事を決めなければいけないので、今までの数割増しの勢いで転職活動に明け暮れ、末日ギリギリで転職先が決まりました。
締め切りがあったからこそ、勢いを衰えさせずに転職活動が出来たのだと思います。
あなたも、辞めることを切り出せないでいるかもしれませんが
しかし、最初の一歩さえ踏み出してしまえば、あとは流れに乗るでしょう。
その一歩が、あなたの人生を変える一歩になることを願っています。