

公務員を辞めるなんて正気?

もったいないないから、考え直したほうがいいよ

辞めたい気持ちはあるんだけど、周りから「もったいない」って言われるから、もう少し続けるかなぁ・・・。
辞めたい人に対して、多くの人が「もったいない」と言うでしょう。
しかし、本当にもったいない事なのでしょうか?
私自身、11年間務めた公務員(消防士)を34歳の時に退職しています。
周囲からは「もったいない」と言われ、そのたびに悩んでいましたが、最終的にはそれを承知の上で辞めました。
ですので、「もったいない」も「辞めたい」も両方知っている立場でお伝えします。
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もくじ
辞めるのは本当にもったいない?実際の離職率を数字で見てみましょう
総務省が地方公務員の退職状況を調査した資料です。
平成30年度の地方公務員の普通退職の割合は33.7%です。
世間的には公務員を途中で辞める事はかなり珍しいことだと思われています。
しかし、調査資料を見る限り、公務員の世界での中途退職は思ったよりも珍しいことではないことが分かります。
こちらも総務省の調査資料です。
各業種の中途退職の割合がまとめられています。
表の数字を抜粋して早見表にしてみました。
区分 | 割合(%) |
一般行政 | 28.1 |
税務 | 30.2 |
海事 | 32.8 |
研究 | 26.9 |
医療 | 67.7 |
福祉 | 43.4 |
消防 | 26.6 |
企業 | 64.5 |
技能労務 | 9.7 |
教育 | 23.2 |
警察 | 43.0 |
これらの数字も見てみると、公務員を中途退職するのは決して珍しいことではありません。
これらのソースは下記リンクから見ることができます
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もったいないと思う理由:公務員=安定の思いが強い
思い描いている「安定」というのはこれらのことだと思います。
- 毎月必ずお給料をもらえる
- 年2回のボーナスももらえる
- 民間企業と違って、リストラされたり会社がつぶれたりしない
- 強力な福利厚生
実際に私も公務員退職後は「2」と「4」の強力さを実感しました。

ほーら!!やっぱり公務員辞めるのはもったいないじゃん!
いえいえ、ちょっと待ってください。
あなたの第一優先が「安定」であれば公務員に残る事をおススメしますが
そうでなければ「安定」の影に隠れたデメリットも見てみてください。
「安定」の影に隠れたデメリット
それは組織への過度な依存です。
【辞めた後の希望と不安】VS【安定】
これらを天秤にかけてどちらを選ぶか、というとその人の年齢や環境によって違いがあると思います。
ただ、どうしても年齢が上ってくると後者の方を選んでしまいます。
それでは、組織への依存の何がいけないかというと・・・
組織への依存度の高さ=民間でつぶしがきかない人材に
組織に依存してると、民間企業でつぶしのきかない人材になりかねません。
将来的に公務員の大規模リストラなどは考えにくいですが、何が起こるか分かりません。
「公務員は安定している」という考えは間違いではありませんが、組織に依存することはリスクにもなります。
まとめ:「安定」第一でなければ公務員を辞めることはもったいなくない
あなたの価値観が「安定第一」でなければ、公務員を辞めることはもったいなくありません。
むしろ、自分の気持ちに反してズルズルと現状維持し続ける事の方がリスクを負うことになります。
ただし、準備もなくいきなり辞めるのはおススメしませんので、小さな行動をしてみることをおすすめします。あくまで私の場合ですが・・・
- ハローワークに登録
- プログラミングの勉強
- 自分の進路に向けて、自分自身の棚卸し
もし本気で辞めたいのであれば、小さな行動をしてみてください。