
こんにちは 遊之介です
公務員(消防士)から転職して5か月を超えました。
転職して間もない頃は、スキルなし、IT実務経験なし、
もちろんRPAの実務経験もありませんでした。

そんな実力でよく採用されたよな
そんな私でも、もがき苦しみながら、これまで何とかやってこれました。
今回の記事は「WinActor初心者の開発能力を上げていく方法」を自分自身の経験を踏まえてお伝えしたいと思います。
もくじ
開発能力を上げていく方法1:触りながら覚える
- 勉強 ×
- 体で覚える 〇
教科書やテキストは必要になった時に開きましょう。
それよりも、とにかく触る機会を増やしましょう。
触りながら覚える ~経験談~
社内にRPAを使える人が一人もいなかったため、基本操作も分からない状態からのスタートでした。
社内の共有データの中にマニュアルやチュートリアルがあったので、それを見ながら最低限必要な知識、操作方法を学びました。
しかし、大変なのはここからです。
RPA化を依頼された業務は初心者にはハードルが高い内容だったからです。
最初にRPA化のためのヒアリングをして、RPAを実際に作っていきましたが、中身がかなり複雑でした。
RPA化に必要なスキルは以下の内容です。
- ブラウザ操作
- フォルダ操作
- 正規表現
- Excel操作
- マクロ操作
- 繰り返し/分岐
- スクリプト操作
- 例外処理
- メール送信
ナニコレ?と思ったRPA初心者のそこのあなた!
大丈夫です。私も分かってませんでした。(*_*;
最初はロボを作るのも初めてなので、本当に小さなシナリオを作ってはエラー、トライ、エラー、の繰り返しでした。
特に最初の1か月は覚えることが多すぎ、分からなさすぎですが
それでも納期までに成果物を上げなければいけないので、
常に頭はフル回転、目はモニターを凝視しすぎて、終業後はいつもグッタリしてました。
今でこそ、このような内容は業務で普通にやっていますが、それは悩みながら、調べながら、手を動かして少しづつ理解していった結果でもあります。
不思議なもので、毎日触っていると、ある時から何となく分かってきだします(感覚の話ですが・・・)
開発能力を上げていく方法2:分からない事はとにかく検索
開発の仕事で分からないことを調べるのは検索です。
わからなくなった時、疑問点がある時などはWebサイトを検索するなどして、自分で調べて答えを探し出すスキルが重要です。
分からない事はとにかく検索 ~経験談~
WinActorの情報量は、UiPathに比べて少な目です。
ですので「WinActorユーザーフォーラム」というサイトに頻繁に出入りしていました。
そこはユーザー同士の知識、ノウハウを交換しているコミュニティサイトで、過去の質問とその答えも自由に見ることができます。
未経験者レベルから、バリバリの実務者レベルまで、あらゆる質問の過去データがあるため、ある程度のことはユーザーフォーラムで解決できたりします。
もうひとつは「WinActorプチライブラリ」というWEBサイトです。
開発元のNTTがサンプルシナリオなどを無料で提供しています。
ただ、転職初期の頃はこのサイトの存在を知らなかったため、ノードをイチから組み合わせて作ってました。
もし初期の頃に知っていたら、だいぶラクができたのかも?って思います。
それに色々なライブラリがありますので、見るだけでも結構勉強になります。
ピッタリはまるものがあれば開発がグンとはかどると思いますよ!
開発能力を上げていく方法3:自動化対象の業務知識+依頼内容を要約する思考力
RPA開発に取りかかる際に、業務をひとつひとつの動作に細分化し、その流れをフローチャートに落とし込む作業があります。
その時に役立つのが対象業務に関する知識と、依頼内容を要約する思考力です。
対象業務の知識があれば業務の勝手も理解しやすく、それだけフローチャートを作りやすくなります。
依頼内容を要約する思考力があれば、それだけお互いの思い違いを減らすことが出来ます。
自動化対象の業務知識+依頼内容を要約する思考力 ~経験談~
そもそも、依頼された業務をRPA化するには以下の手順を踏みます。
- 自動化したい業務の詳細情報をヒアリング
- RPA化の要件を定義(最終的なゴールを決める)
- 要件定義をもとに、RPA開発
- テスト機を依頼部署へレビューし、フィードバックをもらう
- 作りこみ
- 完成
- 運用、保守
その中で開発前に必ず行う
「1:自動化したい業務の詳細情報をヒアリング」
「2:RPA化の要件を定義(最終的なゴールを決める)」
この時に業務知識と要約する思考力があるのとないのでは
RPA開発に取りかかれるスピードが違います。
業務知識がない場合、対象業務の説明を受けることから始まります。
要約する思考力がない場合、依頼者の思いとは違うRPAロボが出来てしまいます。
最初は当然知らない業務ばかりだったので、説明を受けることからスタートしました。
ですので、簡単でいいので早めに対象業務を知ることをおススメします。
まとめ:「手を動かす」「調べる」「コミュニケーション」
結局、大事なことは案外普通の事です。
- 「手を動かす」
- 「調べる」
- 「コミュニケーション」
けれど、これを地道にやっていけば、必ず初心者からは脱出できます。
やればやっただけ身になるので、地道にコツコツやっていきましょう!